石畳玄関と大広間の家
<case 2>現行法で一般的な壁量計算による耐震補強を行う場合
【長 所】
・耐力壁の効果で、揺れが小さく強固な建物になる。
・耐震金物で接合部の抜け外れを防ぐことができる。
・一般的な耐震診断の評点が上がり、数字で安心感を得られやすい。
・短期的ではあるが、建物ではなく人命優先の基準に依っている。
【短 所】
・工事費が高額になりやすい。
・基礎工事等の施工技術のある住宅会社が少ない。
・基礎コンクリートの重量対策が必要。
・場合によっては設計基準高さが変更になることがある。
・長期にわたって建物を守ることは考慮されていない。
【採択基準】
・増改築が繰り返され、構造・工法が多様な場合
・比較的に新しく、本来の伝統工法と異なる場合
・地盤が脆弱で不動沈下の恐れがある場合
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