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ストレージルームとは?納戸との違い・使い方・メリットデメリットを解説

新築や建て替えを検討する中で、「ストレージルーム」という言葉を目にすることが増えてきました。収納を充実させたいと思う一方で、「納戸とは何が違うの?」「子供部屋として使える?」「本当に必要?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ストレージルームの基本的な定義から使い方、メリット・デメリット、子供部屋への転用可能性までを整理します。そして、木粋舎が大切にする「暮らしの余白」「経年美」「自然と調和する住まい」という考え方と結びつけながら、その本質を解説します。

ストレージルームとは?|暮らしを支える“余白の空間”

ストレージルームの基本的な意味

ストレージルームとは、主に収納を目的とした専用スペースのことです。リビングや寝室のような居室とは異なり、補助的な役割を担う空間として設けられます。

季節家電や布団、趣味用品、防災備蓄など、日常的には使わないけれど「確実に必要なもの」を保管する場所として、住まいの機能性を高める役割を持ちます。

単なる物置ではなく、暮らしを整えるための「余白」として計画される点が特徴です。

納戸との違い

ストレージルームと納戸は似た言葉ですが、一般的には法的な居室要件との関係が違いとして挙げられます。

建築基準法上、居室と認められるには採光や換気など一定の条件が必要です。納戸はこれらの条件を満たさない場合に用いられることが多く、収納目的の空間として扱われます。

一方、ストレージルームという名称は設計意図を表す言葉であり、将来転用を見据えた計画がなされるケースもあります。用途の自由度や設計思想が重要な違いとなります。

木粋舎が考える「余白のある住まい」

木粋舎が大切にしているのは、必要以上に詰め込まない間取りです。すべてを最初から固定するのではなく、将来の変化に対応できる余白を残すこと。

ストレージルームは、その「余白」を体現する空間です。物の量や家族構成が変わっても柔軟に使い方を変えられる設計は、長く住み継ぐ家にとって重要な考え方といえます。

ストレージルームの使い方|収納だけではない可能性

基本的な使い方(収納)

もっとも一般的な使い方は収納です。

・季節家電や扇風機、ヒーター
・来客用布団や衣替え用品
・防災用品や備蓄品
・キャンプ用品や趣味道具

これらを一か所にまとめることで、リビングや個室をすっきり保つことができます。

家事を支える使い方

ストレージルームは家事動線とも相性が良い空間です。キッチン近くに設ければパントリーとして活用でき、洗面室近くであればタオルや洗剤の収納スペースになります。

家事室と連動させることで、洗濯・収納・アイロンがけまでを一連の動線で完結させることも可能です。

ワークスペース・書斎的利用

コンパクトながらも独立性のある空間は、半個室的なワークスペースとしても活用できます。将来の在宅ワークや読書スペースとして使うことも考えられます。

子供部屋への転用

幼少期は収納中心に使い、成長後に個室として転用するという考え方もあります。そのためには、あらかじめ採光や換気、広さを検討しておくことが重要です。

可変性を持たせた設計が、後悔を防ぐポイントになります。

ストレージルームのメリット

① 住空間をすっきり保てる

生活感のある物を一か所に集約できるため、リビングやダイニングの美観を保ちやすくなります。物があふれにくい住まいは、心理的なゆとりも生み出します。

② 将来変化に対応できる

子供の成長、家族構成の変化、物量の増減など、暮らしは常に変化します。ストレージルームがあることで、柔軟な対応が可能になります。

③ 空間の“呼吸”を妨げない設計

木粋舎が採用する通気断熱WB工法は、住まい全体の通気を大切にしています。収納空間も適切な通気計画を行うことで、湿気がこもりにくい環境を整えることができます。

④ 暮らしに余裕が生まれる

収納不足は大きなストレスになります。物と適度な距離を保てる空間があることで、日々の暮らしに余裕が生まれます。

ストレージルームのデメリット

① 面積配分の問題

ストレージルームを設ける分、居室が狭くなる可能性があります。本当に必要な広さを見極めることが重要です。

② 物置化してしまうリスク

目的が曖昧だと、ただ物を詰め込む空間になりがちです。収納計画や整理ルールをあらかじめ考えておく必要があります。

③ 採光・換気不足への注意

納戸扱いの場合、採光や換気が十分でないことがあります。湿気対策や通気計画を怠ると、収納物に影響が出る可能性もあります。

子供部屋として使える?|将来を見据えた設計

居室化するための条件

子供部屋として使うには、採光・換気・広さなどの条件を満たす必要があります。設計段階から転用を想定しておくことが大切です。

成長に合わせた使い方の変化

幼少期は家族共有の収納スペースとして使い、思春期以降に個室として独立させる方法もあります。可変性のある間取りは、長く住み続けるための工夫です。

木粋舎の可変的な間取り思想

無垢材や自然素材は、時間とともに味わいが増します。経年美を活かす空間は、用途が変わっても価値を失いません。

ストレージルームと納戸の違いを整理する

法規上の違い、設計上の違い、用途の考え方を明確にすることで、自分たちに合った選択ができます。純粋な収納か、将来転用を見据えるかによって設計の方向性は変わります。

ストレージルームで後悔しないためのチェックポイント

① 何を入れるかを明確にする
② 通気・湿気対策を考慮する
③ 居室との面積バランスを検討する
④ 将来転用の可能性を持たせる

これらを整理することで、後悔を防ぐことができます。

ストレージルームが向いている家・向いていない家

向いているケース

・物量が多い家庭
・将来変化を見据えた家づくり
・敷地にある程度余裕がある

向いていないケース

・コンパクト住宅で面積に余裕がない
・収納を各部屋に分散できる設計

住まい全体のバランスを考えることが大切です。

まとめ|ストレージルームは“暮らしの余白”をつくる空間

ストレージルームは単なる収納ではなく、暮らしに余白を生む空間です。メリットは柔軟性と整理された住環境、デメリットは面積配分と管理の課題。

子供部屋への転用など将来設計を見据えれば、その価値はさらに高まります。日本の四季や自然素材と調和する住まいにおいて、「余白」は暮らしの質を高める重要な要素です。

ストレージルームをどう活かすかは、家族の価値観次第。住まい全体の設計思想と合わせて検討することが、後悔しない家づくりへの第一歩になります。