1. HOME
  2. ブログ
  3. 断熱等性能等級とは?等級4・5・6の違いと地域区分・仕様基準をわかりやすく解説

断熱等性能等級とは?等級4・5・6の違いと地域区分・仕様基準をわかりやすく解説

断熱等性能等級とは?|家の“断熱レベル”を示す指標

断熱等性能等級の定義

断熱等性能等級とは、住宅の「断熱性能」を国が定めた基準に基づいて数値化したものです。
建築物省エネ法において1〜7の等級が設定されており、数字が大きいほど高性能な断熱性能を備えています。
つまり、外気の影響を受けにくく、冷暖房の効率が高い“省エネ住宅”であることを示す指標です。

なぜ注目されているのか

光熱費の上昇や脱炭素化の流れを受け、断熱性能は住宅性能の中でも特に重視されています。
等級を上げることで、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間が得られるだけでなく、冷暖房コストの削減にもつながります。
また、ZEH(ゼロエネルギーハウス)や長期優良住宅などの制度とも密接に関係しており、住宅の価値を左右する要素のひとつとなっています。

木粋舎の家づくりとの共通点

木粋舎では、独自の「通気断熱WB工法」によって断熱と通気のバランスを追求しています。
一般的な高断熱住宅が“閉じる家”を目指すのに対し、WB工法は“呼吸する家”。
形状記憶合金の力で通気層が自動的に開閉し、夏は熱を逃がし、冬は暖気を保つ仕組みです。
「閉じすぎない断熱」は、まさに等級性能を超えた“自然と共に暮らす快適さ”を実現しています。

 

等級4・5・6の違いをわかりやすく比較

等級4:従来の省エネ基準

等級4は、平成28年省エネ基準に相当し、現在の一般的な住宅の水準です。
ZEHの最低ラインともいわれ、断熱材やサッシを適切に施工すれば達成可能。
一定の省エネ効果があり、国が定める「住宅の基本性能」を満たすレベルです。

等級5:ZEH基準を満たす高断熱住宅

等級5は、ZEH相当の性能を持つ断熱等級。地域によって異なりますが、UA値(外皮平均熱貫流率)でおおよそ0.6〜0.87程度が目安です。
冷暖房効率が格段に向上し、年間の光熱費を抑えながら快適な温度を保ちやすい住宅です。
ZEH補助金の対象にもなりやすく、環境にも家計にもやさしい性能レベルといえます。

等級6:ZEHを超える先進的な断熱性能

等級6は、UA値0.46〜0.56程度と非常に高い断熱性能を誇ります。
北海道や東北などの寒冷地で求められる水準に匹敵し、エネルギー消費を最小限に抑える設計が必要です。
高性能な断熱材と開口部設計により、室温を安定させつつ快適な室内環境を維持できます。

木粋舎が目指す「数値を超えた快適性」

木粋舎の家は、数値上の性能だけでなく、自然と共に呼吸する快適さを重視しています。
通気断熱WB工法は、断熱と調湿の両面から室内環境を整え、夏は風を通し、冬はぬくもりを保つ設計。
四季の移ろいを感じながら、心地よい空気に包まれて暮らせる住まいです。

 

断熱等性能等級の調べ方と仕様基準

自分の家の等級を知るには?

住宅の断熱等性能等級は、「住宅性能表示制度」や「設計図書」「断熱計算書」などで確認できます。
また、設計士や工務店にUA値(熱の逃げにくさ)やηAC値(日射の影響度)を確認すれば、具体的な性能がわかります。
これらの数値は、建築地の気候や建物形状によっても変わるため、専門家に相談するのが安心です。

仕様基準のポイント

等級を上げるためには、以下のようなポイントをバランスよく整えることが大切です。

  • 断熱材の種類と厚み
  • 開口部(窓・サッシ)の断熱性能
  • 外皮の施工精度と気密性
  • 屋根・床・壁の断熱バランス

高性能な断熱材を使っても、施工精度が低いと本来の性能を発揮できません。
信頼できる設計と職人の技があってこそ、等級性能が実現します。

WB工法による独自アプローチ

木粋舎のWB工法は、外壁内に設けた通気層が“自然の断熱層”として働きます。
湿気や熱を自動的に調整し、人工的に密閉せずとも省エネ性能を維持。
冷暖房機器に頼らず、家全体が呼吸するように快適さを保つのが特徴です。

 

地域区分による断熱基準の違い

地域ごとの区分とは

日本は気候条件に応じて1〜8地域に分類されています。
数字が小さいほど寒冷地で、より厳しい断熱基準が求められます。
岐阜県はおおむね「5〜6地域」に分類され、冬の寒さと夏の湿気対策の両方が必要な地域です。

岐阜・海津エリアの断熱基準

岐阜・海津エリアは、夏は蒸し暑く、冬は冷え込みが厳しい内陸性気候。
このため、断熱性能を高めるだけでなく、湿度を調整して結露を防ぐ工夫が欠かせません。
通気と断熱を両立させる設計が、快適性と耐久性を守るカギとなります。

木粋舎の家が地域に適している理由

WB工法は、季節や気温に応じて通気層が自動開閉する仕組みを備えています。
夏は通気層を開き熱を逃がし、冬は閉じて断熱効果を高めるため、年間を通して安定した室温を維持。
地域の気候に寄り添った“ちょうどよい断熱性能”を実現しています。

 

等級を上げるメリットと注意点

メリット

  • 冷暖房費を削減できる
  • 結露やカビの発生を抑制
  • 住宅ローン控除や補助金の対象になりやすい
  • 将来の資産価値が高まる

注意点

断熱性能を追求しすぎると、家全体の通気性が損なわれ、湿気や空気のこもりが生じることがあります。
「高性能=快適」とは限らず、断熱・通気・自然素材のバランスが重要です。
木粋舎では、自然の力を生かしたWB工法によって、過度な密閉を避けながらも快適な断熱性を確保しています。

 

木粋舎が考える“快適な断熱性能”とは

通気断熱WB工法による“呼吸する断熱”

WB工法では、形状記憶合金が気温に反応して通気口を自動的に開閉します。
夏は熱を逃がし、冬は熱を蓄えることで、機械に頼らず自然に温度調整。
人にも建物にも負担をかけない“呼吸する断熱”を実現しています。

自然素材が持つ調湿・断熱効果

木粋舎の家では、無垢材や漆喰、土壁などの自然素材を使用。
これらの素材が湿気を吸放出することで、室内の空気を清浄に保ちます。
時間とともに風合いが深まる“経年美”も、自然素材ならではの魅力です。

“数値+体感”で選ぶ家づくり

木粋舎は、省エネの数値だけでなく「体が感じる快適さ」を大切にしています。
住む人の健康、心地よさ、そして季節ごとの暮らしを支える断熱設計。
数値を追うだけでは得られない“本質的な住み心地”を形にしています。

 

まとめ:数値だけでは測れない“本当の快適性”を

断熱等性能等級は、省エネ性能を判断するうえで重要な指標です。
しかし、数値だけでは人が感じる快適さを表すことはできません。
木粋舎では、「通気断熱WB工法」×「自然素材」×「和の設計思想」により、
夏も冬も快適に、四季を感じながら暮らせる家づくりを提案しています。

岐阜・海津・大垣エリアで、性能と心地よさを両立した住まいをお考えの方は、
ぜひ木粋舎の大垣スタジオで開催されている無料相談会へお越しください。