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地盤調査費用はいくら?相場・タイミング・やり方・義務化まで徹底解説

地盤調査とは?|家づくりの安全性を左右する“見えない基礎”

家づくりでまず確認すべきことの一つが「地盤の強さ」です。
地盤調査とは、建物を支える土地の支持力や地質を調べる工程のこと。
地盤が弱いまま建ててしまうと、建物が部分的に沈む「不同沈下(ふどうちんか)」が起こり、壁のひび割れやドアの開閉不良など、深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

どんなに構造体が強くても、地盤が弱ければ耐震性や耐久性は保てません。
木粋舎が大切にしている「長く快適に暮らせる家」は、こうした見えない基礎部分の確認から始まります。

 

地盤調査の費用相場と内訳

費用相場の目安

一般的な戸建住宅では、5万円〜10万円前後が地盤調査費用の目安です。
土地の広さや地質の種類、調査方法によって変動します。

費用に含まれる内容

主な内訳は、調査準備・試験機材・現場での測定作業・専門技術者による解析・報告書の作成などです。
また、地盤が軟弱と判断された場合には、地盤改良費が追加で発生することがあります(数十万円〜100万円以上)。

木粋舎の対応スタンス

木粋舎では、調査結果から改良の要否までをわかりやすく説明し、お客様が安心して家づくりを進められるよう丁寧にサポートしています。
地域の地盤を熟知した地元工務店として、土地特性に合わせた最適な提案を行います。

 

地盤調査のやり方|主な3つの方法

① スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)

最も一般的な方法で、戸建住宅の約9割に採用されています。
鉄のロッドの先端にスクリューポイントを取り付け、地面に回転しながら貫入させ、その抵抗値を測定して地盤の強さを判断します。
短時間で行えるため、コストパフォーマンスにも優れています。

② ボーリング調査

より詳細な地質データを得る方法で、大型建築や地盤改良が必要と見られる土地に行われます。
掘削によって採取した土のサンプルから、地下水位や地層構造を詳しく分析します。

③ 表面波探査法

地表に小さな振動を与え、その波の伝わり方を解析する非破壊検査です。
周囲に振動や騒音を与えにくく、住宅密集地や狭小地でも実施できます。

木粋舎が重視する“丁寧な施工前検証”

自然素材の家ほど、基礎の安定が住まいの快適性を左右します。
木粋舎では、施工前の地盤確認を徹底することで、見えない部分からの安心を提供しています。

 

地盤調査のタイミングと日数

調査のタイミング

地盤調査は、建築計画がまとまり設計図が完成したタイミングで行うのが一般的です。
また、土地購入前に事前調査を行えば、購入後に想定外の改良費がかかるリスクを避けることもできます。

調査にかかる日数

現地調査自体は半日〜1日程度で終了し、解析や報告書の作成まで含めて約1週間ほどが目安です。

工期への影響

調査→解析→地盤改良(必要な場合)という流れになるため、早めの段取りが重要です。
木粋舎では、スケジュール全体を見据えて効率的に進める体制を整えています。

 

地盤調査費用は誰が払う?|契約前に確認しておこう

土地を購入して建てる場合

基本的に、建築主(施主)が地盤調査費用を負担します。
ただし、建売住宅の場合は、販売会社があらかじめ調査・改良を行い、その費用を販売価格に含めているケースもあります。

注文住宅の場合の考え方

木粋舎のような地域密着型の工務店では、地盤調査は家づくりの必須工程として見積に含まれることがほとんどです。
契約前に費用の扱いや範囲を確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。

 

地盤調査の結果とその見方

調査結果でわかること

調査によって、地盤の強さを示す「地耐力」や、建物を支える支持層の深さ・地質構成などが明らかになります。
これらの情報は、建物の基礎設計に直結する重要なデータです。

地盤改良が必要なケース

もし軟弱地盤や盛土部分があると判断された場合、改良工事が必要になります。
費用は規模により異なりますが、数十万円〜100万円以上かかる場合もあります。
土地選びの段階から調査を意識することで、こうしたリスクを軽減できます。

木粋舎のアドバイス

地盤改良が必要になっても、木粋舎では自然との調和を損なわない施工方法を選定。
「見えない部分にこそ誠実であること」を信条に、長く安心して暮らせる家づくりを支えます。

 

地盤調査は義務化されている?

現行制度

2009年に施行された「住宅瑕疵担保履行法」により、住宅会社には構造耐力に関する瑕疵保証が義務づけられています。
このため、住宅の安全性を確保するためには、地盤調査の実施が事実上の必須条件となっています。

事実上の“義務化”

法律で「必ず行わなければならない」と明記されているわけではありませんが、
地盤調査を行わずに建築する住宅会社はほとんど存在しません。
つまり、「地盤調査=安全と信頼を保証するための当然の工程」と考えるのが正しいでしょう。

 

木粋舎の家づくりにおける地盤へのこだわり

地域の地盤を知り尽くした工務店

木粋舎は、**岐阜・海津エリアの地盤特性(軟弱地盤・水はけ・地層構造)**を熟知しています。
その土地に合った基礎設計と通気構造を提案し、地域に根ざした確かな施工を実現しています。

通気断熱WB工法と安定基礎の組み合わせ

安定した地盤の上に、WB工法による“呼吸する家”を組み合わせることで、
湿気や温度変化に強い長寿命の住まいをつくり出しています。
「地盤×通気×自然素材」の三位一体設計が、木粋舎の家づくりの強みです。

“見えない部分にこそ真の価値を”

木粋舎では、縁側・深庇・土間などの“見えるデザイン”だけでなく、
地盤・基礎・通気層といった“見えない部分”にも丁寧に手をかけます。
この誠実な姿勢こそが、安心で長持ちする家づくりの土台となっています。

 

まとめ:安心の家づくりは「地盤調査」からはじまる

地盤調査は、家づくりの最初に行う“安全確認”です。
費用や日数は小さくても、その結果が住宅の寿命や安全性を大きく左右します。

木粋舎では、
「通気断熱WB工法」×「自然素材」×「地域に根ざした施工力」を融合させ、
見えない部分から確かな安心を届ける家づくりを行っています。

岐阜・海津・大垣エリアで、長く快適に暮らせる家を建てたい方は、
ぜひ木粋舎の大垣スタジオで開催されている無料相談会へお越しください。