セミオーダー住宅とは?自由設計と規格住宅の中間にある家づくり

「自由設計は憧れるけれど、コストが心配」「規格住宅では自分らしさが出せない」──そんな声に応えるのが、セミオーダー住宅です。
セミオーダー住宅とは、あらかじめ用意された基本プランをもとに、一部の間取りや仕様を自由に変更できる住宅スタイルのこと。
設備や外観、内装を自分好みに調整しながら、完全注文住宅よりコストを抑えられるのが特徴です。
注文住宅・規格住宅との違いを整理すると、自由設計は「ゼロからつくる完全オーダー」、セミオーダーは「一部選択制」、規格住宅は「全体が固定型」といえます。
設計の自由度とコストバランスを両立できるため、初めて家を建てる人にも人気があります。
木粋舎の家づくりは、この「セミオーダー的発想」と非常に親和性があります。
“型”を持ちながらも、素材や光の取り込み、空間のつながりを自在に調整できる柔軟さを備えており、規格に縛られず、過剰な自由にも偏らない「ちょうどいい設計」を実現しています。
セミオーダー住宅の相場とコストを抑えるポイント
セミオーダー住宅の価格相場は、一般的に「完全注文住宅より2〜3割ほど安い」といわれます。
基本プランがあることで設計コストが抑えられ、無駄な工程が減るため、建築費の総額を下げやすいのが理由です。
ただし、設備のグレードや素材の選び方によっては費用が変動するため、予算の優先順位を明確にしておくことが大切です。
コストを抑えるコツは、標準仕様を上手に活用すること。
必要以上に変更を重ねず、もともとのプランを活かすことで、無理なく理想に近づけることができます。
また、木粋舎のように地域密着で自然素材を扱う工務店に依頼すれば、中間マージンを省けるだけでなく、職人の技術力によって高品質な仕上がりを確保できます。
「安さ」ではなく、「適正な価格で長く心地よく暮らせる家」を目指すことが、セミオーダー住宅の本質といえるでしょう。
なお、セミオーダー住宅は「ローコスト住宅」とは異なります。
ローコスト住宅が“安さ優先”であるのに対し、セミオーダー住宅は“品質を保ちつつコストを抑える”という設計思想に基づいています。
セミオーダー住宅のメリット|無理なく理想を形にできる家
セミオーダー住宅の最大の魅力は、「自由度とコストのバランスが良い」ことです。
間取りの一部や内装の素材など、必要な箇所を自由に変更しつつ、その他は標準仕様に任せられるため、初めて家づくりをする人でも安心して選択できます。
また、すでに実績のあるプランをベースに設計するため、構造や性能の安定性も高く、施工上のリスクが少ない点もメリットです。
設計段階の検証済みプランを採用することで、品質にばらつきが出にくく、長期的な安心感を得られます。
さらに、設計の自由度が制限される分、打ち合わせや施工期間も短くなりやすく、スケジュールが明確になる点も魅力の一つです。
木粋舎では、通気断熱WB工法と自然素材を組み合わせ、“ひとつとして同じ家がない”設計を実現。
規格的な枠組みの中にも「個性」と「温もり」を感じる家づくりを提案しています。
セミオーダー住宅のデメリットと後悔しないための注意点
セミオーダー住宅はバランスが取れた選択肢ですが、注意すべき点もあります。
まず一つ目は、変更できない部分があること。
構造や間取りの大枠はプランに沿う必要があるため、完全な自由設計を求める人には物足りないと感じる場合もあります。
二つ目は、個性が出にくい点。
選択肢が限られることで、デザインや間取りにオリジナリティを出しづらいケースがあります。
三つ目は、プラン選びで迷いやすいという点。
家族構成やライフスタイルに合わないプランを選ぶと、将来的に後悔する可能性があります。
後悔を防ぐには、「どこまで変更できるのか」を事前に確認することが重要です。
木粋舎では、設計士が直接打ち合わせを行い、暮らし方や動線、素材の選定などを丁寧に調整します。
限られた選択肢の中でも、住む人の個性を活かす設計が可能です。
セミオーダー住宅は「どこまで」自由にできる?
セミオーダー住宅で一般的に変更できるのは、外観や屋根形状、間取りの一部、内装素材、水回り設備などです。
「完全に決められた家」ではなく、暮らし方に合わせてアレンジできる“選べる自由”があります。
木粋舎の場合は、自然との調和を重視した設計が可能です。
無垢材や漆喰といった自然素材の選定に加え、縁側や深庇、土間などの中間領域を取り入れることで、光や風を感じる空間をつくり上げます。
また、WB工法による「通気断熱構造」は、外張り断熱のように構造上の制約が少なく、プランの自由度を保ちやすいのが特長です。
快適性を損なわずにデザイン性を追求できる点で、木粋舎の家づくりとセミオーダーの考え方は一致しています。
セミオーダー住宅と規格住宅の違い
規格住宅は、あらかじめ決められたプランをそのまま建てる方式です。
コストは抑えられるものの、間取りや仕様の変更がほとんどできません。
一方、セミオーダー住宅は「基本プラン+自分好みの調整」が可能です。
構造は共通でも、暮らし方に合わせた細やかな設計変更ができる点が大きな違いです。
木粋舎では、「規格」ではなく「暮らしの型」を設計するという考え方を大切にしています。
坪庭や深庇、障子や格子など、伝統的な意匠を取り入れながら、住む人の感性やライフスタイルに寄り添う“半オーダー設計”を実践しています。
木粋舎の家づくりにおける“セミオーダー的発想”
木粋舎の家づくりは、既製のプランに頼らず、「家族の暮らし」から設計を考えます。
しかし、素材・工法・設計の軸は確立しており、コストを抑えながら品質を維持できる仕組みを整えています。
通気断熱WB工法と自然素材、そして中間領域設計を組み合わせ、四季とともに暮らせる“ちょうどいい自由度”を提案。
「一棟一棟が違うけれど、どこか木粋舎らしい」──そんな住まいが、同社の理想とするセミオーダー住宅の姿です。
まとめ|“型”にとらわれず、暮らしに寄り添うセミオーダー住宅を
セミオーダー住宅は、自由設計の理想とコストバランスを両立する、現実的で賢い家づくりの選択肢です。
後悔しないためには、設計範囲や標準仕様をしっかり確認し、自分たちの暮らしに合うプランを見極めることが大切です。
木粋舎では、自然素材・通気断熱WB工法・和の設計思想を融合し、
「住まい手の暮らしに寄り添う柔らかなセミオーダー住宅」を提案しています。
岐阜・大垣エリアで「自分らしく、長く心地よく暮らせる家」を探している方は、
ぜひ木粋舎の無料相談会で、理想の住まいづくりを相談してみてください。